2016.07.12 Tuesday

法鼓〜小倉祇園太鼓を兼ねて〜

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    お寺の本堂にある太鼓のことを浄土宗では、法鼓(ほうこ)と呼びます。

     

    主に、導師や式衆など僧侶の入堂の合図として叩くほか、

    木魚や戒尺のように誦経やお念仏の鳴物としても使うこともあります。

     

     

    長圓寺の法鼓です。

    昨年、弟子である義父の助教師叙任記念として御寄贈いただきました。

     

    こちらただの法鼓ではありません。

     

    小倉北区魚町「邦楽の店渡辺」さまのプロデュースにより小倉祇園太鼓仕様となっております。

     

    小倉祇園太鼓は全国的にも珍しい太鼓の両面打ちを行います。

     

    音の低い方を「ドロ」というベースとなる基本打ち。

    高い音の面を打つ方を「カン」といい、動作の多い派手な打ち方をします。

     

    つまり表と裏で違う音の出る革の張り方をした「法鼓」なのです。

     

     

    とはいえあくまでも仏具ですから、普段は勝手な扱いを禁じていますが・・・

     

     

    この時期のわずかな時間であれば・・・黙認。

     

     

     

    さて今週末は小倉祇園祭りが開催されます。

    各町内、練習に準備にと慌ただしくもあり活気にあふれています。

     

    お天気が心配されますが、好天に恵まれますように・・・。

     

     

    今年は、約25年ぶりにmyバチを購入。。。使う場面はあるかしら?

     

     

    合わせてこちらも良ければご覧ください。小倉祇園社と長圓寺

     

     

     

     

     

    墓地・納骨堂・永代供養納骨塔ございます
    浄土宗 福岡教区 小倉組  長圓寺(長円寺)
    福岡県 北九州市 小倉北区鋳物師町4-8
    長圓寺のホームページはこちらから

    2016.03.03 Thursday

    左右

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      今日は、ひなまつりです。

      この時期になると毎年、お内裏様とお雛様はどちらが右で、どちらが左かという話題が上がります。

      日本古来からの風習で考えますと、向かって右側が上位になりますので、
      お内裏様が右で、お雛様は左にお座りになるのが正しいとなります。

      明治時代に入り、西洋の文化が取り入れられるようになってからは、左右が反対になったそうです。
      向かって左にお内裏様、右にお雛様。

      現代ではこちらが主流となっております。

      しかし、仏教に関る事柄においては向かって右側が上という考えで間違いありません。

      上というのは、優劣ということではなく単純に新旧の順であったり、
      物事の始点を右から始めるという捉え方でよいと思います。





      たとえば、浄土宗のお仏壇。

      真ん中に、ご本尊の阿弥陀如来。
      向かって右に、善導大師。向かって左側に元祖法然上人。

      中段にお祀りするお位牌も、向かって右から目上(古い)のご先祖をお飾りされてくださいと申しております。


      そんな我が家の、おひなさま・・・。



      毎年、人形屋さんの飾り方解説図を見て飾る結果、そのまま現代の流れになっています・・・。



      北九州市小倉北区の納骨堂・永代供養付納骨塔・墓地
      長圓寺(長円寺)
      福岡県 北九州市小倉北区鋳物師町4-8
      長圓寺のホームページはこちらから




       
      2016.02.14 Sunday

      大涅槃図

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        2月15日は、涅槃会です。

        涅槃会とは、お釈迦様が入滅されたとされる2月15日に涅槃図を掲げて営む報恩追慕の法要です。


        現在、当山長圓寺では涅槃図を掲げての法要は行っておりません。

        以前は本堂に大軸物を掛けて厳修されていたようです。



        十数年来、開帳はしていませんでしたが、
        約2年ほど前に確認のため、たまたま携帯で写したもので画像が荒いですが、こちらが当山の大涅槃図です。

        床に、寝かせるように開いた状態です。


        掛ける事ができないのには、理由があります。
        軸物の上部の保存状態がギリギリのラインだからです。


        老朽化した箱には、消えかけた文字で墨書きが書いてあります。

        要約すると
        「享保七年、第十四世随誉上人の代に寄付される。幕末の小倉戦争の動乱時に一度は失うも、明治期に再び買い求めた。」
        とあります。

        小倉戦争とは・・・。
        慶応二年(1866)徳川幕府側であった小倉藩は長州藩に攻め落とされ、小倉城は火に包まれ落城、
        城下町は凄惨たる状態であったとされています。

        この涅槃図には歴代住職と檀信徒一同の篤い信仰と強い気持ちがこめられており、札書きを見る度に心を打たれます。


        後世に、護り伝えていくべきもの。住職として、常に心の念頭に置いています。

        私の代で現檀信徒の皆様に、目の前で拝んで頂けるように必ずや修復したいと思っています。



        北九州市小倉北区の納骨堂・永代供養付納骨塔・墓地
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        2015.02.27 Friday

        僧侶をこころざす弟子を送り出すにあたって〜その3

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          先日、息子を幼稚園に迎えに行くと担任の先生に呼び止められました。

          「お父さん!大人になったらなりたいっていう職業が少しずつ変わってきてますよ!」

          思い起こすと、あれは七夕の日こと。
          短冊に「おおきくなったら、はいしゃさんになりたいな」と書いていました。。。
          その時の様子は、一応コチラに

          先生に、話の続きを伺うと・・・

          「いま、卒園記念のタイムカプセルに入れる『20歳になった自分』という絵を描いています。
           その絵がなんと、黒い衣を着て・・・仏様の前に立って・・・みんなの為にお話をしている自分だそうですよ!!」

          正直びっくりしました。
          親馬鹿ながら、絵を想像するとじわじわと泣いてしまいそうになるも、なんとか堪えて帰りました(汗)

          タイムカプセルの埋設は3月4日。
          掘り起こすのは、2030年だそうです。

          15年後に、どうなっているか、それは正直わかりませんが、一度でもそう思ってくれたのなら嬉しい限りです。


          でも実際は、私というよりも、今回僧侶を目指したおじいちゃんの影響が強いようです。

          義父が勤行の練習をしていると息子も一緒になって毎日、日常勤行をお唱えしていたそうです。



          きっと義父は孫と一緒にお参りに行く、その事を夢に持ちながら、修行に励んでいることでしょう・・・。





           
          2015.02.20 Friday

          僧侶をこころざす弟子を送り出すにあたって〜その2

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            前回の続き。

            このたび私の弟子となり僧侶を目指すのは、何を隠そう家内の実父つまり私の義理の父親であります。

            義父は、医師の子として生まれましたが、幼い頃の夢は「お坊さんになること」であったらしいのです。
            その事を知ったのは家内と結婚して数年経ってからのことでした。

            しかし、やはり夢は夢。僧侶になることはなく、現実は・・・。
            口腔癌により若くして他界した実の父親を救えなかった悔しさから、歯科医師となり現在に至りました。

            ちなみに口腔内の異常を見つけることにも長けており、
            いままで何人もの初期口腔癌患者さんを第一発見して救ってきたそうです。

            話が逸れましたが、
            その後、歯科医院を継ぐはずの娘が、こちら長圓寺へと嫁ぐハプニング(?)があり、
            その結果として仏縁が深まった故、幼い頃の想いがよみがえってきたのです。


            当初は、私の実父である吉水光慈の弟子となり、佛教大学通信教育課程を履修して教師を目指す予定でしたが、
            実父(私の)の遷化もあり、あっという間に時間が経ってしまいました。

            年齢も、今年で68歳。これから3年という歳月を掛けて教師を目指すのは、過酷すぎるのでは・・・。

            断念しかけた時に、気がついたのです。

            浄土宗には助教師という資格があるということを・・・。

            さっそく、私の弟子となり得度の後、勤行の練習を始めました。
            義息の弟子になるって、きっと複雑でしょうね。私も複雑ですが、言うなれば、みな仏弟子ですから・・・。


            そんな訳でとうとう、2月25日から大本山清浄華院にて14日間の修行「助教師養成講座第1期」が開催されます。

            2月の京都です。きっと寒いんでしょう。



            私も冬の知恩院での実践佛教を思い起こすと、
            雪に囲まれた蛇口から確か氷のように冷たい水が出てたような・・・。

            ご本人は
            「下山して、恥かかせるかも知れないよ。」と冗談を言ってますが、
            我慢強い御方なので逆に無理しすぎて体調を崩さないか本当に心配です。

             
            2015.02.16 Monday

            僧侶をこころざす弟子を送り出すにあたって〜その1

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              僧とは、仏道を修行する出家信者の集団をあらわす古代インド語であるサンスクリット語のサンガ(僧伽)のことを
              意味します。

              その集団の中の単体としての存在を僧侶と呼びますが、本来はその集合体を意味するのだそうです。

              現代においては、僧侶=仏道修行して資格を得たお坊さん、と捉えるのが一般的かもしれませんね。

              ことさら「資格」という意味に着目するならば・・・
              浄土宗における僧侶とは、教師・助教師・宗徒という3つに分類することができます。
              (実は、最近知りました。。。)

              宗徒とは、得度をし、僧籍登録・度牒授与された者で、いまだ教師・助教師の叙任を受けていない者をいいます。

              師僧について弟子となり得度を終えている状態のことで、
              わかり易く言うと、これからお坊さんになる前段階といったところでしょう。

              俗に、得度(出家剃髪)することでお坊さんになったと捉える向きもありますが、
              本宗ではあくまでも仏道への入門段階という考え方であります。

              あくまでも個人的な経験からいうと、
              信仰心の篤い在家信者さんと出家したとされる宗徒とでは、実質的には、あまり差はないと思います。むしろ・・・。
              (これは、いらない私見でしたね。。。)

              次に教師とは、教師検定に合格し、伝宗伝戒(いわゆる加行)を満行し、叙任を受け僧階を得た者のことです。

              伝宗伝戒に入行するには、佛教大学・大正大学・および大学院において所定の科目を修得した者や、
              養成講座や尼僧道場の全課程修了者・あるいは佛教大学通信教育課程修了者など、
              少なくとも2〜3年かけて実践行や学問を修得する必要があります。
              一般的にいう僧侶とは、浄土宗ではこの教師にあたります。

              最後に、助教師とは、得度を終えた宗徒が、2期に分けた合計3週間の行と学問を併せた道場形式の講座を終了し、
              その後、知恩院にて別開五重相伝を受けたものをいいます。

              呼んで字のごとく、教師を補助する事が助教師の目的であり、
              お寺の奥様などが住職の法務を助けるために修得されることが多いようです。

              ただし助教師は、お檀家参りをすることはあっても、お寺の住職になることは出来ません。


              以上、浄土宗における僧侶についてでしたが、
              このたび私の弟子が僧侶を志しましたので、ちょっとまとめてみました。




              ようやく咲き始めました!




               
              2015.01.30 Friday

              国宝 「総本山知恩院 御影堂」の古瓦

              0
                浄土宗総本山知恩院において、法然上人の御影(御尊像)をおまつりしているのが御影堂です。

                御影堂は、国宝に指定されている建築物です。

                現在知恩院では、法然上人800年大遠忌を記念し、
                平成23年より平成31年の完成を目指して、御影堂の大修理を行っています。


                当山長圓寺も800年大遠忌勧募にて、檀信徒の皆様のご協力を得ながら、瓦志納をさせていただきました。



                あれから3年半・・・今回、またまたご縁がありまして・・・

                寺院向けの特別寄付として棟瓦の志納をさせていただきました。

                その特典と言うと表現が悪いですが、志納の証しとして、
                御影堂創建当初よりお堂を守り続けてきた古瓦を永久貸与していただきました。

                実は、事務局の方に昨年末ぎりぎりに、わざわざ贈っていただいておりましたが、
                ようやくきれいに飾らせて頂く運びとなりました。



                約400年ほど経っていると思われる瓦です。

                歴史の重みを感じることが出来ます。

                こちらは現在、庫裏和室に安置しておりますので、機会があればどうぞご覧ください。


                北九州市小倉北区の納骨堂・永代供養付納骨塔・墓地
                長圓寺(長円寺)
                福岡県 北九州市小倉北区鋳物師町4-8
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                2014.11.27 Thursday

                香りにつつまれる〜お寺あるある

                0
                  今回、小倉北区の魚町銀天街とコレット井筒屋にお店がある野上神仏具店さんの紹介で
                  電子香炉kioka(きおか)を購入しました。



                  この商品は、山田松香木店の製品で2014年グッドデザイン賞を受賞したそうです。

                  ACアダプターおよび内蔵バッテリーで充電でも使用できます。

                  さて、なぜこちらを買おうと思ったか・・・。
                  それは、お寺あるあるの1つかもしれませんが、「いただいた香木が余りがち〜」だからです。



                  お線香は、そこそこに消費していきますが、
                  日常の勤行において、わざわざ炭に火を点けてまで香木を薫じることは稀なのです。

                  で、実際に使用してみますと・・・。

                  火を使っていませんので煙ひとつ立ちません。ほのかな香りが広がります。
                  日ごろ、線香の香りに慣れている私には少し上品すぎるようです。

                  「もうちょっと火力が欲しいよね〜?」と家内につぶやくと、

                  「すごくいい香りが広がってるよ。」ですって。

                  個人差の範囲ですな。

                  でも確かに、火を使わず安全で、上品な香りが広がるということは・・・

                  これからお香に興味を持った若い方や、あるいは火の扱いが心配な方などにはいい商品だと思います。

                  長圓寺でも応接玄関で、これから活躍してくれることでしょう。

                  最後に、香炉の新旧対決で・・・。



                  追記
                  温度調節機能があり、高温にすると少しだけ煙が出て、いい感じに強めの薫りが立ちました。
                  説明書をしっかり読んでませんでした!


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                  2014.11.02 Sunday

                  角筆文献調査を通して、歴代上人の面影を偲ぶ〜その2

                  0
                    あっという間に11月に入りました。

                    さて、前回の続き。

                    ダンボールに入った古書を1冊ずつ目を通していると、いろんな発見がありました。



                    まず古書のほとんどは、「戒典蔵本」の印が押してありますので、
                    長圓寺第27世香誉戒典上人の蔵書であることがわかります。

                    そして、仏教書はもちろんですが、とにかく儒教の四書や五経が多く、朱筆での書き込みなどがあります。

                    日本の仏教が儒教の影響を強く受けていることは知っていましたが、
                    江戸時代は知識や教養として僧侶が儒教そのものを学ぶことは、一般的だったようです。

                    私の勝手なイメージでは、
                    ろうそくの灯りのもと、新井白石のような学者が徳川将軍に儒教を教えている姿が浮かびますが・・・。



                    もちろん仏書もあります。
                    『観経』など。
                    恵まれた現代の私たちは、『浄土宗全書』や『浄土宗聖典』などデジタルでオンライン閲覧することも可能です。

                    上の画像の一番左に「選択集講読微摘」とあります。
                    おそらく『選択集』の講義を受けて書き留めたものだと思われます。
                    中を見てみると、



                    と、墨の手書きで延々と本1冊分書いてあります。
                    現代で言うところの大学ノートでしょうか。



                    明治11年 法蓮社戒誉光順と書いてあります。


                    荒廃の時代があり、ほとんど寺の歴史を記す物が残ってはいないのですが、
                    今回、歴代上人が学問に励まれた記録を目にすると大変感慨深く、私も精進せねば、と改めて思う機会となりました。


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                    2014.10.27 Monday

                    角筆文献調査を通して、歴代上人の面影を偲ぶ〜その1

                    0
                      本年の3月に角筆文字の調査で広島女学院大学の柚木靖史教授が、お出でになられました。

                      この度、残りの古書の調査と前回の調査報告として先日、長圓寺にお越しになられました。



                      角筆文字の説明については、前回の記事を見ていただければわかります。以前の記事はコチラ

                      今回頂いた先生の調査報告書によると、
                      2点の文献に見つかった数点の角筆文字には、方言であるのか未確定ながら特徴的な読みの書入れがあるそうです。

                      このあたりは、言語学や民俗学にも通じる所なのでしょうか。
                      すっかり白文はおろか、書き下し文すら読むことがおぼつかなくなった私には大変難解であります。

                      しかしながら、柚木教授からの文献調査のご依頼がなければ、
                      本堂の物置でそれこそお蔵入りになっていた古書なのであります。

                      全ては縁でございますから、読解できないと解ってはいるものの、
                      先生がお帰りになられた後、私も埃にまみれた古書の数々を少しずつ閲覧してみることにしました。

                      つづく・・・。



                       
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